• "おおまわり"第六弾 レポート

  • 2011年2月5日実施

  • 和歌山
    (6:10)
  • 王寺
    (8:50)
T

今回で第六弾となるおおまわりの旅は、前回の第五弾より約1年半ぶりの実施となりました。なんといっても、今回のおおまわりの旅は毎年夏に実施していたところを、冬に変更したことが大きなポイントとなっています。その目的は、なんといっても雪景色です。特に近江塩津周辺の雪景色は夏と違うものを目にすることができると考えていました。また、2010年の12月より運用を開始した新車の225系にも乗車することを目的としたほか、初の休日ダイヤで実施するのも第六弾で初めての試みとなっています。

というわけで、平日ダイヤ同様に和歌山線の117系に乗って和歌山駅を出発します。早朝の和歌山駅は、夏場では既に空が明るくなってくる頃ですが、この時期はまだ真っ暗。さらに、冬の寒さがまだ体にこたえました。和歌山線の途中では万葉まほろば線向けにラッピングされた105系と何度か遭遇。和歌山駅まで乗り入れているようです。

途中、和歌山線内で何らかのトラブルがあったらしく、和歌山県内で10分遅れが発生。途中駅では、向かい側からの列車を一度に二本譲る場面もありました。なお、王寺駅には定時で到着しています。

  • 和歌山駅に停車中の117系
  • 和歌山線の途中駅ですれ違った105系、まほろばラッピングとの併結運用

  • 王寺
    (9:18)
  • 加茂
    (9:49)
Q

王寺に到着。ここでしばらくの間、加茂までを行く大和路快速を待つことにします。この時間帯は平日ダイヤと異なっており、既に大和路快速が運転されています。

  • キハ120(加茂駅)

  • 加茂
    (10:10)
  • 柘植
    (11:06)
V

ちょうどこの日、二度目となる列車の遅れが発生。これにより、加茂発の亀山行きの列車は10時10分の発車時刻を若干遅らせて発車しました。遅れた時間は柘植までには取り戻しており、草津線の乗り換えにも影響はありませんでした。

加茂~柘植の間はキハ120に乗車。2両編成の運転で、今回初めてボックスシートに着席しました。伊賀上野駅では伊賀鉄道の車両を目撃しています。

  • 伊賀鉄道(伊賀上野駅)

  • 柘植
    (11:31)
  • 草津
    (12:15)
C

柘植から草津まで草津線で移動。電車の入線を注意するメロディが鳴り響くなか、ホームへ入ってきたのはなんと、113系のリニューアル車。過去におおまわりでは三度、草津線に乗車していますが、ついに念願のカフェオレ色がやってきました。

その車内は113系とは思えないほどの空間で、223系と同等(完全に一緒?)の座席が配備されているのもリニューアル車の特徴です。網棚から蛍光灯の化粧カバーまで、細まかいところまで手が入れられているという印象です。さらに、ここの湘南色と違うのは半自動ドアで、ドアの開閉ボタンが用意されていること。非リニューアル車では、ドアの取っ手に手をかけてドアを開閉していましたが、リニューアル車ではボタン一つでドアを自動的に開閉することができるのです。ちなみに、半自動ドアの開閉ボタンも223系同等のものが取り付けられていました。

  • 草津線の113系カフェオレ色(柘植駅)
  • 草津線の種別幕
  • 113系(カフェオレ色)の車内
  • 113系(カフェオレ色)の半自動ドアボタン
  • 柘植駅ホーム

  • 草津
    (12:19)
  • 近江塩津
    (13:35)
A

草津から新快速に乗車して近江塩津を目指します。おおまわりシリーズで、草津から近江塩津までを乗り換えなしで乗車するのは実はこれが最初。彦根周辺から薄らと雪が積もっており、米原に到着したころには、地面が土であるところに白く雪が積もっていました。

後ろの車両を切り離した、4両編成の新快速が米原を出発すると、あたり一面が一気に雪景色へと変貌。小さな小道や橋は、その存在がわからないほど積雪で見えなくなっていました。近江塩津へ到着するころには、車窓からうつる雪景色に見とれるばかりでした。

  • ホームに薄らと雪が見られる
  • 雪と223系(米原駅)
  • 雪が積もる線路と221系と683系(米原駅)
  • 北陸本線の車窓から眺める雪景色

  • 近江塩津
    (13:40)
  • 大阪
    (15:28)
A B

草津からずっと1両目に乗車していましたが、満席だった乗客のほとんどが終点までやってきました。近江塩津に到着するとそこはまさに銀世界。ホームに停車中の223系はまさに雪景色と一体化。大阪市内ではなかなか見ることができない光景です。ホームに屋根がない部分では、20~30センチの雪が積もっており、ホームの端まで行くのが困難な状況でした。私たち以外の方々も雪景色に見とれてるばかりで、デジタルカメラで写真を撮ったり、雪で遊んだりする光景が見受けられました。昨年も訪れたことがある人の話によると、今年は昨年よりも雪の量が多いのだとか。最近は異常気象もあったので、その影響なのでしょうか?

ここでも、特急列車の遅れがあり湖西線経由の新快速が5分ほど遅れて到着。13時40分発ですが、実際には13:45分くらいに近江塩津を離れました。この新快速、ちょうどこの日は湖西レジャー号ということで、志賀駅に臨時停車するイレギュラーな列車に乗車することができました。

  • 近江塩津の駅名標
  • 近江塩津駅のホームから見える住宅地
  • ここから待避線へ回送する223系
  • 近江塩津駅の屋根がないホーム部分
  • 積雪と駅名標
  • 奥へ退避する223系の回送
  • 近江塩津駅の屋根があるホーム部分

  • 大阪
    (15:48)
  • 天王寺
    (16:09)
O

約二時間で大阪駅に到着。つい先まで雪景色だったのが、まるで夢のようでした。

大阪駅は5月に全面開業を迎えるリニューアル工事の最終工程といった感じで、ホームを覆うドーム屋根も完成していました。この数年間、大阪駅の変化を見てきましたが、そのイメージ図が現実となるのも残りわずか。ホームからエスカレーターで新しくできた橋上部分にのぼると、そこは新しく設けられた橋上タイプの改札口。これで、大阪駅の乗降客を上下で分散させて混雑を解消につながるほか、様々な施設へのアクセスが便利になりそうです。

  • 大阪駅のドーム屋根
  • 環状ホームに停車中の201系とドーム屋根

  • 天王寺
    (16:15)
  • 日根野
    (16:54)
R

大阪駅から天王寺までは環状線を京橋経由で乗車。天王寺からは運用を開始して、まだ二か月しか経っていない新車の225系5000番台に乗車。ちょうど、最速の快速で充当されていたので、このまま乗車して終点まで乗りとおしました。日根野から普通に乗り換えてさらに南へと向かいます。車両設備は321系の車内をもとに、車内の液晶ディスプレイが搭載されたほか、223系の0番台・2500番台とは異なる座席が設置されてありました。トイレは従来よりも大きくスペースが確保されており、丸みを帯びた個室となっています。

  • 225系5000番台の快速幕
  • 225系5000番台の車内
  • 225系5000番台のトイレ外観
  • 225系5000番台の座席
  • 225系5000番台の液晶案内ディスプレイ
  • 225系5000番台の座席

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